CICLOCKⅡは、マルチプラットフォーム対応(動作環境 参照)のため、データ授受を行う相手先のシステムとOSが異なっても、暗号化されたデータの交換が可能です。
たとえば、メインフレームで暗号化したデータをUNIX機で復号する等さまざまなシステム間のデータ連携が可能です。
異なるOSのシステム間でも暗号化データの交換を確実に行う機能として、CICLOCKⅡは固定長圧縮機能を搭載しています。従来は可変長形式のため困難だったデータ交換が、CICLOCKⅡで固定長化することにより実現できます。
CICLOCKⅡは独立したアプリケーションとして動作するファイル暗号化ソフトです。一連の業務処理フローの中に暗号化/復号のステップを追加するだけで、暗号化/復号処理を組み込むことが可能です。(図の点線枠内の部分)
またオプションのサブルーチン(ライブラリ)機能を利用すれば、お客様のアプリケーションの中に暗号化/復号機能を直接組み込むことができます。1つのアプリケーションの中で暗号処理と業務処理を一連で実行することにより、短い処理ステップでジョブの作成が可能となります。
それにより処理フローがシンプルになるだけでなく、平文の中間ファイルが必要なくなるため、データ授受プロセスの全工程において 「フルライン暗号化」が実現でき、セキュリティも格段に向上します。
さらにCICLOCKⅡ for Windowsは、メニュー画面から対話的に操作する方法と、コマンドベースのバッチ処理として操作する方法の2通りの操作方法をサポートしています。お客様の運用環境にあった操作方法を選んでいただくことができます。
メニュー画面での操作例
処理パラメータを視覚的に設定することができます。
コマンドでの操作例
コマンドを組み込むことで自動運用を行うことができます。
CICLOCKⅡは、1993年の販売開始からの長い実績をもち、クレジット会社をはじめとして、基幹業務系の企業間データ授受用暗号化ソフトウェアとして高い普及度と信頼性を誇っています。
銀行、リース&ファイナンス、クレジットカード、決済サービス、生損保、証券、コンビニ、通販、デパート、空運、陸運、鉄道、不動産、通信、福利厚生、自動車、電機、公共、自治体・協同組合、情報サービス、印刷、CRMなど、幅広い業界で導入されています。
CICLOCKⅡは暗号化/復号基本機能に加え、以下の付属機能があり、お客様のご利用形態、業務要件に応じてご活用いただけます。
詳しくは主な機能をご覧ください。
CICLOCKⅡのオプション機能として以下の機能があります。
PCIDSS準拠に向けた鍵管理の運用(鍵管理機能)やアプリケーションとの一体的暗号化/復号処理(サブルーチン(ライブラリ)機能)を行うことができます。
詳しくはオプション機能をご覧ください。
CICLOCKⅡはバージョンアップを続ける中で、下表のとおり暗号化方式を拡充してまいりました。
V05L01 | 独自ブロック暗号、独自ストリーム暗号 |
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V06L01 | 独自ブロック暗号、独自ストリーム暗号、AES暗号(※) |
V07L01 | 独自ブロック暗号、独自ストリーム暗号、AES暗号 インテル®AES-NIによるハードウェアAES暗号 |
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